次元という言葉を借りて自分の思考と心を整理する 3 「2次元空間の住人」

 

2022年 2月12日(土)北町公民館2階和室(わら舞)

地に足を着けなおす 15:10〜

医療従事者クラス・エーテル塾 11:00〜

舞扇・仙骨尺をお忘れなく。

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2次元空間の住人

 

 

2次元ですからもう一つ座標が増えて、平面的な広がりが生まれます。

1次元空間に直行する軸をたて、その方向に1次元空間を移動させていくと

2次元空間になります。

1次元空間が積み重なり、

平面の世界が生まれます。

 

1次元空間が積み重なるので、

「自分」と「あの人(あの事象)」

だけではない世界があることに気が付きます。

今まで眼中になかった知識や考え方が取り入れられてきます。

太郎(花子)よりももっと素敵な人もいる事に気づきます。

 

そして、ここは「自分の思い通りの世界」を想像する可能性のある場所でもあります。

 

絵本は、2次元の世界を理解するのにとても良いツールです。

本の中の登場人物は、本の中の世界に生き、

冒険もできるし、旅をすることも、その中で名誉を得ることも、

恋愛をすることも、魔法を使う事もできる様になるかもしれませんが、

その物語の外に出て(平面の住人なので立体的に出られません)

アベンジャーズになることはまずありません。

そして、物語は永遠に続いていきます。

 

 

「桃太郎」の話は2次元の本の中で成立する話ですから、

2次元空間のお約束があります。

平面の中の世界は、そこに書かれていれば疑問を挟む余地なくそれが成立するのです。

 

わたしは小さい頃、桃太郎の本を読み、

おばあさんが桃を割るところになると、身体をすくませました。

桃太郎を切ってしまわないかとヒヤヒヤしたのです。

きび団子は、その一つで戦いに赴きたくなる様な素晴らしいものかしらと夢みて、

お土産でもらった念願のきび団子を食べた時、幻想だったことに気づきました。

 

2次元空間のお約束に疑問を持ち、賛同しない私は、

幼稚園のはみ出しものです。

そんな私に、

母は絵本の読み聞かせではなく、

私や妹が登場する物語を、陽が傾く時間になるとそのオレンジ色の光の中、

畳んだお布団に寄りかかりながら、毎日聞かせてくれました。

わたしは目を閉じて、その時間、その世界の中を生きていました。

豊かなアストラルの世界です。

ありがたいことです。

 

しかし、そんなはみ出しものの私も、

2次元空間の住人になります。

若くして(でもないか)母となった私は、

当時の周りの世界の子育てが、その全てと思い込み、

「素敵な幼稚園に入れることが一生の幸せになる」

と信じ込みました。

しかし、「ママの世界」は、はみ出しものだった経歴を持つ私には厳しく、辛く、

原因不明の頭痛が続き、

そういえばその頃からエネルギーの世界に足を踏み入れたことを思い出しました!

(踏み入れたことが正解かどうか。。。)

 

 

そうです。

2次元空間に生きるのは、

物語の登場人物だけでなく、

実は私たちも十分にそこの住人である(であった)可能性があるのです。

 

先ほどお話ししたように、

2次元空間の住人はそこで繰り広げられている世界に疑問を感じません。

桃太郎は永遠に桃太郎としての人生を全うします。

その世界こそが「正解」であり、

その世界の外にあるのは「不正解」となります。

いえ、それ以前に「その世界の中での正解不正解」という認識がなされています。

 

「ロマンス」であろうが、「経済もの」であろうが、「エコロジー」「社会派」「サスペンス」「バラエティ」「ファンタジー」etc...

自分の選択したジャンルの世界を作り上げる事に余念がありません。

その中で自分を主役としたストーリーを作り上げます。

自分の得たい評価を得られるようにエネルギーを傾け、

万能感を得ます。

または、常に悲劇のヒロインという物語もあるでしょう。

「自分」の思うようにその世界を書き上げていきます。

 

しかし、残念な事に選択することができないのです。

選択する余裕があれば、

その世界が全てではなく平面の上に乗っていることは当たり前に認識できるのですが、

こだわりが強すぎたりすると、

自分の平面の上の世界こそが全てだと思い込み、

その中で思考を働かせ「理想の自分」を作り上げていきます。

俯瞰すら平面上の世界での俯瞰なのです。

 

1次元に比べるとさまざまな知識がこの紙の上に乗るので、

広い知識を得ていますが、

それを多角的に見るという点ではどうでしょう?

正解を求め、その分野の知識が多く柔軟性が乏しい人ほど、

2次元の住人となる傾向が強い様に思います。

 

2次元から脱する良い方法。

これも、人はさまざまな物語の中に生きていることを認識すること。

自分の世界だけが全てではないことを認識すること。

 

自分の人生がなぜかうまくいかない場合、

2次元の住人であることが大きな要因になっているかもしれません。

その全ての自分の世界だと思っている物語から脱して、

多角的に世界を認識することで、

2次元の物語から脱する事ができるでしょう。

また、この2次元の住人のエネルギー傾向性は、

「自分という世界の物語の住人」なので、

広大なアストラルの世界の中でも、

自分の世界の物語という単調なアストラルの世界に生きているとも言えるでしょう。

しかし、平面の世界にいる限りそのエネルギー傾向は永遠に続いていくでしょう。

 

一生を2次元空間の住人として終える方もいらっしゃるでしょう。

自分のお城の中で。

それはそれで、素敵なことかもしれません。

その世界で上手くやることができたのですから。

でもね、視座が変わるって冒険好きには堪らなく面白いんです。

 

 

 

 

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team0x's blog より転載