「私」は幻想の中を生きている 2023/9エネルギーの学校
「私たちは幻想の中を生きている」
何回も聞いたことがある言葉ですが、
「こうしてモノを触ることができるのに、これがなぜ幻想なのだろう?」
もちろん、私もそう思っていました。
しかし、これを
「『私』の『意識』は幻想の中にとどまっている。
そして、この幻想から出ることなどできないと信じている」
という文章に変化させてみれば、
私にとっては、非常に納得できる言葉になります。
今月の土日クラスでも
「意識の位置」
について、感情領域の物語の中で苦しんでいる人にワークしてもらいました。
とても簡単なワークです。
(以前YEメソッドの中のワークにも似たようなワークを記したと思いますが)
感情領域で苦しい時、
まず、自分の左手の小指の先に意識を集中させてみる。
(すると、小指の先に何らかの拍動の様なものを感じ始めると思います)
次に、自分の右足の親指に意識を集中してみる。
(今度は、右足全体の存在感が大きくなってくると思います)
更に、その意識を隣にある物体(椅子でも机でも)に集中してみる。
すると、先ほどまで感じていた手の小指や足の親指から意識が移るのがわかると思います。
そして、感情領域の苦しさが意識を他に集中させている時には薄くなっている事にも気づくと思います。
そして、その位置から自分を俯瞰してみると、
感情的ではない、冷静な自己認識ができる様になります。
このように、意識をどこに置いているか
それによって見えてくる世界、体感している世界は変わってきます。
大凡の人は、意識をゾクチェンで言われる「鏡に映っている世界の中」に置いています。
おそらく置いていることすら気づかないで生きています。
そして、その意識の位置を自分で徐々に変化させることができる事を「知る」のがYEメソッドです。
鏡に映る位置から脱却しない限り、
意識の位置は「私」から出ることなく、その中を循環し続けるので、
苦しさは軽減していきません。
数ヶ月前までは、
自分で意識の位置を変える作業をコツコツとYE、自己内省、お稽古を中心に行なっていましたが、
杼による神経へのアプローチによって、
意識の位置を個を超えた状態に移すことができる様になりました。
しかし、この時、
「私」
を手放すことに同意がない場合、手放すプロセスを行ったり来たりしている場合、
(外から見える「私」を手放したくない、更に「私」に鎧をつけていきたい)
はこの限りではありません。
鏡の中の「私」がどう見えるかが最重要事項だからです。
今月は、杼のワークも目次から本編へのエネルギーに入りました。
更に深いワークになっていきます。
写真の中ですら意識を集中する場所を変えることによって感じるエネルギーは変わってきます。
クラススケジュール
http://blueprintjapan.com/archives/info/057
team0x's blogより転載