ナウリコットに着けば、

前も後ろもダウラギリとニルギリ。

ヒマラヤというお椀の中に浸っている感じです。

 

 

どんな言葉でもその状態を明確に顕すことは出来ないでしょう。

ヒマラヤでは様々なマニアックな場所に行きますが、

この場所の景観は他に類を見ません。

 

今回は、同行したメンバーが酷い高山病になったため、

贅沢にも全く何もせずこのエネルギーを味わいます。

 

朝7時に朝日が差し込むテーブルで朝ごはんを食べながら、

「今日は飛んだね(飛行機)」

といつもの会話から1日を始めます。

ここでは、

現在1社しか飛んでいないプロペラ機が6時半に頭上を通過するかどうかの確認が、

とても大切な朝の行事なのです。

飛ばないとなると、車での移動など様々な手配が必要になるからです。

インドから吹き上げてくる風の中プロペラ機はまるで木の葉のようです。

 

さて、朝ごはんを食べ終わると

部屋に帰り少々寒いですが窓を開け放って世界一美味しい空気(ユキ主観)

を味わいながら本を読み始めます。

 

4、5冊同時進行です。

(年々集中が続かなくなっているので、集中が切れると本を替えながらの乱読)

様々なジャンルの本を選んできたので、

本のエネルギーのよって身体のあらゆる部分の活性具合の変化も楽しめます。

座っていることに疲れると屋上に出て全身でダウラギリを味わいます。

そうしているうちに昼になりランチ。

「今日は何機飛んだね(飛行機)」

マサラティをすすりながら、いつもの会話。

そして、また午後の読書。

夕方になるとニルギリはサーモンピンクのお城のように見えます。

このマジカルなニルギリの姿を見られるのは

今ではおそらくこの時期だけなのではないかと思われます。

 

 

 

何もしない2日間。

これは本当に素敵な時間でした。

3日目、少し山を歩きます。

ダウラギリから流れてくる水の音が心地よく山に響きます。

 自分の呼吸が、目視できる景色の端まで、

いえそれよりももっと広いところまでつながっているように感じるほど、

冴え冴えとした空間が広がります。

ダウラギリ、

ニルギリ、

川の流れ、

針葉樹、

馬や牛、

空、

圧倒的な存在たちとのやり取りに

時を忘れてその場に立ち尽くしてしまいます。

そして、総和としての空間位意識を向けると、

ここでもまた宇宙空間を感じるのです。

 

これは、先に書いたお茶のお稽古で味わう宇宙空間を思い出すものでした。

 

 

 

山本ユキブログ「イシスの息吹」より転載
http://yukiyamamoto.hatenablog.com/entry/2018/12/03/071441