ヒマラヤと茶の本 4 幸福と空間認識

 

本来であれば、

ただその空間を味わうという行程において

意識の段階的な変容が起きることが望ましいのですが、

より確実に移行を進めるため

途中でシロダーラを受けます。

 

今回は、2日に渡ってアーユルベーダのトリートメントを受けました。

1日目は、

全身マッサージとシロダーラ。

暖かいオイルを額へゆっくりと垂らし続ける背術です。

オイルの暖かさが右に左にゆっくりと移動し始めると

だんだんと意識状態が変容してきます。

終了後暫くして声をかけられても骨抜き状態で起き上がりたくない感じです。

これだけでも全く意識状態が変わります。

 

2日目はさらに、

ヘッドマッサージ

頭のてっぺんからつま先までのマッサージ

フェイシャルマッサージ

薬草蒸し

シンギングボウルを使ったチャクラ浄化

シロダーラ

という昼食(美味しくはないが健康的)を挟んだ1日コースです。

昼食の際には、すでに会話できない状態。

(頭が働かずお愛想会話ができない)

シンギングボウルのトリートメントは、

チャクラに土手を作りその中に暖かいオイルを流し込みながら、

身体の各部位に配置されたシンギングボウルの響きに身を委ねるのですが、

これはどのチャクラを扱うかによっても

その状態は変わってきます。

私は太陽神経叢から始まりました。

(1日一つのチャクラ)

意識はどこかへお散歩に出てしまう感じです。

これだけでも凄いのに、さらにシロダーラが待っています。

終わる頃には、

自分がどこにいるのか?

という状態になりました。

(人によって差異はありますが)

自分の境界線が広がり溶けてしまうような体感。

およそ文明生活の中では使わないような脳の状態を思い出し、

この空間認識の状態で

ジョムソンへと向かうのです。

 

20分のフライトで降り立ったジョムソンは、

別世界です。

周波数がぐっと高くなり、

ヒマラヤが目の前に聳えます。

何十年も時が遡ったような場所に身を委ねて行きます。

 

これはカトマンズのアーユルベーダセンターの薬草たち

 

 

山本ユキブログ「イシスの息吹」より転載 
http://yukiyamamoto.hatenablog.com/entry/2018/11/27/063319