次元という言葉を借りて思考と心を整理する 2 「1次元空間の住人」

 

2022年 2月12日(土)北町公民館2階和室(わら舞)

地に足を着けなおす 15:10〜

医療従事者クラス・エーテル塾 11:00〜

舞扇・仙骨尺をお忘れなく。

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1次元空間の住人

 

 

「寝ても覚めても太郎(花子)に夢中。食事も喉に通らない」

 

この時、純粋な「わたし(自分)」は太郎(花子)の事しか考えられず、

太郎(花子)を中心に生活が回り、

脳裏には常に太郎(花子)の姿。

彼(彼女)をまるで王子様(お姫様)のように美化します。

周囲の人は、太郎(花子)の2次元の姿を知っているので、

心配した仲良しの友達は

「いい加減に目をさまして、太郎(花子)は〇〇なのよ」

と太郎(花子)も1人の人間であり、美化した妄想に気づくようアドバイスするも、

本人は、聞く耳をもたぬばかりか、

その友達を遠ざけさえします。

 

若かりし頃、このようなご経験をされた方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

わたしも1次元空間に入り込みましたとも。

聞こえないのです。

周りの声が。

見えないのです。

その人以外。

女子校だったことは見る目のなさの大きな要因にも思えます。

ドラマの中にも昭和歌謡にもよく登場するエピソードですよね。

いや、もしかするとこの譬え話は昭和限定でしょうか汗💦

 

恋愛の場合は、いつかはハッと気がつく日が訪れ、

「なんであんなに夢中だったのかしら」

という事になりますが、

これが、

「幼少期の心の傷」

に関わる事だと残念ながら自然に醒める日はなかなか訪れません。

(エネルギー的に理由があるけれど、それはまたの機会に)

 

この状態を、(この1次元の状態では思考はほとんど働かないのではないだろうかと推察していますので)

「1次元の感情由来の思考」

と呼ばせていただきます。

 

1次元はこの様な線で表現しますよね。

1次元空間は0が直行する軸に沿って平行移動する軌跡として生まれます。

0次元は、広さも、横も、幅もない点ですが、それが軸に沿って並んでいきます。

線ですから、一方向の自由しかありません。

ケムンパスが狭いトンネルの中を進んでいる様なものなので、

この直線からはみ出ることはないのです。

「自分」と「相手」の世界です。

だから「太郎(花子)」、

若しくは、

「特定の目標物」しか目に入らない世界です。

そして、その事象が常に目の前にあり、

線上ですから、それを乗り越えることもできず、

その中で感情由来の思考を続けます。

 

本人以外の外野は、その1次元の世界には入れず、違う視点でそれを見ているので、

「いや、世界はもっと広いよ」

とアドバイスをしても、本人にとってはその1線上の世界しかないので、

広い世界と言われても理解できません。

というか、理解する選択肢がありません。

全てが「自分」と「あの人」なのです。

(アイドルかもしれないし、東大かもしれないし、お金かもしれないし、地位かもしれません)

 

うまく2次元的な思考形態に移行できれば良いのですが、

ここでどうしようもなく感情由来の思考を持て余し、この世界で行き詰まり、崩壊する時、

このエネルギーは、人を傷つけてしまう方向にも向かいます。

昨今世間を騒がせているニュースの多くに、

この1次元思考の悲劇が多く見られるように思います。

 

では、どうしたら良いか、

根気よく次の次元のデータを提供し続ける。

この世の中には色々な人がいて、

色々な生き方をしているのだ、と。

若しくは2次元空間のエネルギーの場を提供し、体得してもらう事でしょうか。

 

それにも、「1次元空間から脱したい」という本人のコミットが必要です。

ですから、一見不幸に見える出来事も、

1次元から抜けるきっかけとなる事象と捉える事もできます。

 

出来れば小さい頃から、1つの正解を求めるパッケージ教育ではなく、

さまざまな角度から事象を見る練習として、

選択をさせたり、仮説を立て考えさせたりする自由な教育が必要なのかもしれません。

 

 

 

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team0x's blog より転載