わたしはいつから涙を流すことを許してこなかったのだろう

 

アーユルヴェーダ治療11日目

アクシタルパナ

(目の周りに土手を作りオイルを流し込み、目の中にオイルを入れていく)

という施術を受けました。

これを受ける前には、下準備として、

ヘッド、ネック、ショルダーマッサージを受けて、十分にリラックスさせてもらえます。

どうしたら最高の状態で一つ一つの施術が成されるのか

ここまで下準備をしてもらえることに驚いています。

本当に大切に取り組んで下さいます。

今まで様々な国で受けたアーユルヴェーダは、

振り返ってみれば観光客向けのお試しだったのかもしれません。

今回は「治療」なので、

プロフェッサー監修の下、

本当に当人にとってベストで必要であることしかしません。

目の周りに土手が作られ、

(焼いたら食べられそうな香り。米粉?豆粉?)

あたたかなオイルが流し込まれると、

(ハーブを入れたギー)

ジンワリと細かいところまで解けていくようで、

とても気持ちが良いものです。

その後、オイルの中で目をゆっくり開けて

左右、上下、回転という眼球運動を休みを入れながら3回ほど繰り返します。

まばたきを繰り返します。

少々シミます。

 

セッションが終わり

「自分でもオイルを拭く?」

とティッシュをいただき、目を押さえていると、

後ろから担当のMさんの手が肩に優しく置かれました。

すると、突然込み上げてくるものがありました。

 

その時です。

「泣いてはいけない」

という感情が「不覚にも」浮かび上がってきました。

なんと「不覚にも」と思っているのです!

小さい頃からの涙を我慢した一つ一つの想い出が蘇ってきます。

 

今と過去がスローモーションの様に同時進行的にフィールドの中に現れます。

 

また、泣くのを我慢する時に使うのだろうな、と、思い当たる様々な身体部位が緩み始めます。

それこそがわたしが長年試行錯誤しながら格闘してきた場所であり、痛みの源でもあります。

 

アクシタルパナの後は、1時間、スマホ、本、眠ることは禁止です。

ヴィラのバルコニーに座り、ただ木々を見ていると、

風の流れ、鳥の囀り、そうしたものが私のフィールドの中にあり、

一体であることがしみじみと感じられます。

それによってさらに緩み解け始めます。

 

この日は一日、固めていた眼球の奥と一緒にいました。

頭も首も肩も顎も、そして胸も緩みます。

緩まった眼球の奥から何十年と押さえてきた感情が流れ出し始めたのです。

長年、痛みというヒントを与えられていたのに、

まさか涙を我慢することが根元にあったなんて。

私は一体何をしていたのでしょう?

 

長年苦しんできた原因不明の頭痛も心臓痛も

この滞りが流れを止めていたなんて。

 

「泣いたら負け」

その奥には、こんな感情由来の思考が眠っていました。

 

ベトナム、韓国を経て日本に戻ってきても、

以前のようなシステムで身体が動きません。

動けません。

今までのように仕事が熟せません。

(クライアントの皆様にはご迷惑をおかけしています。

今年のセッションは無理です。
よって、少しづつ先送りになります)

 

細胞の一つ一つが軽く感じられ、

朝起きた時身体がギシギシする事がなくなりました。

治療で受けた恩恵を大切に、

大切に「解凍」してもらった身体を自分も大切に。

そうやって過ごしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラススケジュール

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team0x's blogより転載