ガリゴンパの空間は無限に広がり、

それを阻むものはもはや自分が設定するストッパーだけになります。

そこから生まれる空間認識。

そして、

「自分」

この小さいけれども無限に広がる可能性を持つ世界をどこまで広げていくか。

 

さて、これ以降の日々は

facebookに乗せていたものを貼り付けますね。

 

 

 

皆が寝静まった夜半
ネズミとの攻防戦に疲れ果て
夜中に屋上に上がり満天の夜空を見上げていると、
人間の根源的な五感以上の感覚が研ぎ澄まされてきます。
そして、そこにすでに存在しているものに気づき始めるのです。
師匠とのやりとりはこんな中から始まりました。

私たち人類はこの世に生まれてからずっと
より進化したい
能力を得たい
という思いを果たす為に
様々な努力をしてきたのではないかと思うのです。
「より上手く獲物を獲りたい」から始まり
「さらに良い作品を作りたい」かもしれないし「より強くなりたい」かもしれません。
生きる為に獲物を獲る事は、先進国では必要なくなり、今や作曲もアルゴリズムによって成され、器具を装着することによって誰もがバイオニックジェミーになれる日もそう遠くないかもしれません。

数年前、VRで海中を探検する体験をしました。鯨が向こうからやってきた時には思わず声を上げてしまうほど臨場感溢れていました。
しかし、実際に海に入りイルカと戯れる経験をすると、それは全くの別物である事が誰にでもわかると思います。
脳は騙せても、エネルギー体は騙せないのです。

スマホを使って地球の裏側にいる人とチャットする事が出来るようになりましたが、テレパシーによって離れた人と交流する時に感じる細胞が踊るような交流のエネルギーを感じることは出来ません。

VRにしてもスマホにしても
手軽で誰にでも使えるとても便利なものです。
こうして日本から3日かけてやっと到着するヒマラヤからFacebookの更新をする事だって出来るのですから。

しかし、テクノロジーとは無縁のこの地だからこそ磨き上げていかれる誰でも本来持つ能力。
これはとても皮肉なことでもあります。
便利で手軽な道具を持つことによってより全能感を味わおうとすればするほど、
時間や空間を埋めて、
フリーハンドで得られるはずのものをみすみす捨ててきてしまった私たち人間。

大切な事は、
手軽さによって「自分の何かが麻痺していないか」を見極める事、
とここに来る度に自分に確認します。
今後さらに物凄い勢いで発展するであろうテクノロジーの海の中で自分が部品の一部になってしまわないように。

 

 

後半戦に入ると、
歯が痛み出しました。
高所と寝不足によるものと思われますが、
痛み止めも効きません。
しかし、
ゴンパのパドマサンババの前にいる時にはピタリと痛みが治ります。
不思議不思議。
恐らく、周波数の違いだと思われます。
(ビルさんも具合が悪いというので、パドマサンババの前に座ることをお勧めしたが「怖くて30分も座れない」との事)

本堂のパドマサンババの彫像の下には、チベットからパドマサンババが追い詰め退治した魔女の心臓が収められていると言われています。
(自我の統制を象徴しているのではないかと思っています)

今回は、お稽古で教えていただいた立った状態での身体の使いからからゴンパでの時間を始めることによって、今までには感じ得なかった領域にまで意識が行くようになりました。
身体という装置の使い方を知る事で
エネルギーの新たな扉が開くのは
とても面白い事です。
肉体にいるからこそ成し得る
無限に広がる可能性を私たちは持っているのですね。

最後の最後まで、
私が少しでも長くゴンパに座れる様にご配慮下さるラマさん(ご飯を食べることにあまり興味のない私が食べないでゴンパに入っていると「ご飯も食べないで座っているよ」と感心してくださる優しいラマさん)
お互いに言ってることはちっともわからないけれど、いつも気を使ってくれるラマさんの弟さん。ジェスチャーは万国共通!(何故だか「ラマさんの弟さん」と皆が呼ぶので名前分からず)
ゴンパ滞在時はいつも具合の悪いビルさん
ゴンパに滞在したくないので、1日かけて送迎してくれるマネさん
私はゴンパの中か、お部屋で読書をしていてお目にかかるのはご飯の時くらいなのですが、皆様も充実した時間を過ごされたことを祈ります。
お陰で今回も実り多き滞在になりました。
ありがとうございます

 

ジョムソンに降りてきてすぐにする事。
お部屋に駆け込み
蛇口の下に座り込んで湯浴み。
8日ぶりのシャンプーは、
夢のような気持ち良さです。
数回洗ってやっと泡立つので、
シャンプーが泡立つ喜びといったらありません。
何しろすごい砂埃の中の生活ですから…

そして、ダウンを着たまま寝袋の中でまっすぐ状態で眠らなくて良い心地よさ、ネズミに邪魔される事なく眠れる心地よさ、
なんと有難いことか!

翌朝、離陸1時間前に「ポカラ行きのチケットが取れた」と朗報が入りました。
本当に取れないのですチケットが。
計画の立たない綱渡りの旅ですが、
そこが面白くもあります。

慌てて荷物を詰め込み
ムスタンの思いに耽る暇も、お別れを言う間もなく飛行場に駆け込みます。
しかし、ジョムソン空港の荷物チェックは詰め込んだ荷物を公衆の面前で1つづつ全部開けられ晒し者にされるのでした…

この時期、
本当にお天気が良く、
機内から見えるダウラギリは最高に素晴らしかったです。
気高すぎます。

無事にポカラグランデ到着。
しかし、24時間前はガリゴンパにいた事を考えると、色々思うところあります…

 

 

 

今回のネパールごはん

初めてローマンタンに行った時、
道端に流れる水路で食器や衣類、髪の毛まで洗っている様子を見て衝撃を受けました。
この水路はもちろん牛も馬も羊もヤギも犬もみんなが使っています。
見るからに濁っているのです…
そして、ストーブに燃料の糞を入れたすぐ後にコップをその手でキュッキュッと拭いてから出してくださるご親切にも勿論言葉を失いました…(除菌ティッシュを使って拭いたい衝動)

しかし、私はこちらでお腹が痛くなった事がないのです。
万能酵母のおかげでしょうか。

今回も美味しくいただきました。
ご馳走様でした。

 

最終日は頼まれていた木魚を持ってちびっこ尼僧院へ

皆様のお心遣いは、
ヒマラヤンチルドレンズホームに500ドルを。
こちらは、教育を受けるために山に住む親御さんの元を離れて生活している5〜17歳までのお子さまたちの2700メートルに位置する施設・極寒の中暖房なし。でも、お心遣いでソーラーライティングシステムを付けて夜も勉強できるようになりました。

そして、こちらのチビッコ尼僧院に200ドル
事情あって親御さんと暮らせないお子さまが暮らしています。

しっかりと手渡して参りました。
(急ぎすぎて領収書次回になります)

いずれのチビッコもスクスクと成長していました!

 

 

 

 

山本ユキブログ「イシスの息吹」より転載
http://yukiyamamoto.hatenablog.com/entry/2018/12/20/061815