気仙沼ボランティア活動報告(2019年7月)

 

7月23日から25日までボランティア活動をしてきました。

最初の日は復興住宅の集会所で、ハンドマッサージをさせていただきました。

「震災当時は何も考えられなかったし、何も感じなかったのに、今頃になってわざと悲しくなるようなテレビを見て、大泣きするようになった。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

2日目は初めて陸前高田市まで行ってきました。

親戚があった辺りは跡形も無く、場所を特定することも出来ない状態でした。

陸前高田市には数少ない集会所の代わりに、石巻のボランティア団体「チーム王冠」さんが「おちゃっこバス」を回してくださっているそうです。

カラオケ装備のこのバスは10人位が座れてコーヒーやお茶をサービスできます。今回私はこのサービスをさせていただきました。

皆が集まると早速カラオケの大合唱。皆さんとてもお元気で、2時間あまり懐メロが途絶えること無く続きます。凄い!の一言です。

3日目はいつもお邪魔しているお宅でヒマラヤンヒーリング。

このお宅に最初に伺ったのは昨年6月でした。

ご主人は重度の障害を抱えていて、医者からも見放されていたにも関わらず、奥様は藁にも縋りたい気持ちで良いといわれることは何でも試して、延命を願っていました。

しかしご主人は限界に来ていたのだと思います。2回ほどヒーリングさせていただいて3回目伺った時には亡くなっていました。

ずっとご主人を看ていらした奥様は気丈で働き者です。ご主人に注いでいたエネルギーのやり場にたいそうお困りの様子でした。

しかし今回は、「介護の仕事に就けて、楽しい!」とおっしゃっていました。

これでご主人に対する執着も少しは緩和されるように思いました。

今回は様々な活動で、楽しくボランティアをさせていただきました。

ありがとうございました!

 

紺野祥子