rest in the cave

 

雨の夜明け、

まだ暗い部屋の精油棚に近づくと、

しっとりとした空気に乗ってジャックのブレンドが螺旋を描いて鼻腔をくすぐってくる。

「どのボトルが呼んでいるのだろう」

と木箱を開けてみると、

rest in the cave

が浮かび上がってくる。

雨の夜明けにピッタリの一本。

今日はこのボトルと1日を始めてみよう。

 

ゆっくりと蓋をひねると、

精油のエネルギーが流れ出てくる。

まるでアラジンのランプからジーニーがフワリと登場するように。

私にとってのジャックの箱は魔法のランプに匹敵する宝物。

初めは香りのハーモニーを奏で、その時々で優勢な精油が一歩前に出てくる。

やがて、それが身の内に入り始め、

まずは、身体の折り畳まれた部分を浮かび上がらせる。

さらに香りを誘引すると、

ゆっくりと閉ざされていた各層のエネルギーが芽吹き出す。

通常なかなか気づかない折り畳まれたエネルギーが開き始めるのだ。

それは、薔薇の蕾がゆっくりと開いていくように

優しくゆっくりとした流れになり、

ともすれば忙しなくなりがちな日常に気づきを与えてくれる。

 

私の意識は香りとともに、グルサンポの洞窟に移行する。

グルサンポの洞窟にはダウラギリの雪解け水がふんだんに流れ落ち、

やはり深くしっとりとした時間が流れている。

しばし、グルサンポの夜明けの中に身を置いてみる。

不思議なことに、さっきまでは柔らかい花の精油が優勢だったのに、

グルサンポに意識を移行すると、

力強い根っこ系の精油が全面に浮かび上がってくる。

たったこれだけの事でも、

私は嬉しくなってしまう。

全てが繋がり、全てが「今」生きている。

グルサンポの洞窟に鳥の囀りが聞こえてきた。

目を開けると、雨が止み窓の外には青空が広がり始めている。

ボトルからは若々しい若葉の香りが漂い始めている。

 

今朝の散歩はジャックの精油エネルギー散歩となった。

 

今日も良き日に。

 

 

 

 

 

 

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team0x's blog より転載